







信楽で作陶されています谷穹さんの蹲です。
谷さんは、近代の信楽ではなく室町時代の古信楽を探求されています。中世の古信楽の美を目指しつつ、古きを模倣するのではなく、彼独自の美意識で信楽の土と穴窯焼成に拘り作陶されている谷さんの蹲には、悠久の時を経てきたような趣がありながら、どこか現代の暮らしにの中にも溶け合うモダンさを感じます。確かにそこには普遍的な美意識が存在し、彼独自の感性から創り出される魅力的な味わいが加味されているように感じます。どっしりと存在感を醸し出す蹲の魅力が詰まった作品に仕上がっていると思います。
サイズ 高さ 約14.8cm
一番張り出た径 約15.1cm
底 約10cm
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